【USUMシーズン7】欠陥あたおか構築

せりぬまです!ポケモンUSUMが発売されて初めてのシーズンのシーズン7が終わりました。みなさん満足のいく結果となったでしょうか。私はシングルレートで最高1950くらい、最終1895でした。

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USUMではTNはバンバドロで潜っています。

レート2000目指してたので悔しい結果となりましたが、なかなか見ない構築で潜っていたので紹介したいと思い、初ブログ投稿に至りました。

パーティ紹介にいきます。

 

 

見れば分かる通り7タイプしか使っていません。今どき水、電気、地面、飛行タイプのすべてを採用しない構築なんてあるんですかね・・・。特に、地面、飛行タイプは相手の電気、地面の一貫を切るために必須クラスです。相性補完の欠陥さ加減が頭おかしいという意味であたおか構築という名前をつけました。

この構築はどくみが、やどみが、のろいたみわけなどという陰キャ戦法を使う・・・と見せかけて、ポリゴン2ミミッキュのトリル展開を狙っていく意表理論に基づいた構築です。ポケモン対戦において、型を読まれないというのはそれだけで強く、馬鹿にされがちの意表理論ですが、私は強いと思っています。

いろいろきつい相手が多そうですが個別に見ていきます。

 

〇個別解説

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カプ・ブルル@こだわりハチマキ(70-130-115-85-95-75)

特 性:グラスメイカー

性 格:いじっぱり(A↑C↓)

努力値:H252 A252 B4

実数値:177-200-136-×-115-95 

技構成:ウッドハンマー/ストーンエッジ/ばかぢから/メガホーン

 

物理火力No.1のポケモン。HAぶっぱ、余りはBに回しました。物理トリルアタッカーとして使いました。その火力は凄まじく、CSメガゲンやASメガバシャなど草半減ですら鉢巻ウッドハンマーで確一になります。よくドヒドイデと組ませてやどみがする型がいますが、もったいないと思います。

このポケモンを使う上で注意すべきことは、半減ウッドハンマー>等倍その他の技ということです。なので、大体の対面で変な裏読みせずにウッドハンマーを押せばいいです。

しかし、今の環境は草1/4がとても多いです。KPランキング30位以内だけでも7体いて(リザ、マンダ、アゴ、カグヤ、ドラン、ナット、ハッサム)、大体のパーティにこれらのポケモンが入ってます。メインの草タイプの通りが環境に向かい風で、選出率はそこまで高くなかったです。

 

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ヒードラン@こだわりメガネ(91-90-106-130-106-77)

特 性:もらいび

性 格:ひかえめ(C↑A↓)

努力値:H196 B4 C252 D12 S44

実数値:191-×-127-200-128-103

技構成:かえんほうしゃ/オーバーヒート/ラスターカノン/だいちのちから

 

H:16n-1、B<D、C:ぶっぱ、S:準速50族抜き調整のヒードラン。特殊トリルアタッカーとして使いました。調整中はトリル運用する予定ではなかったのでSにも少し振ってます。

トリルを使う前でも有理対面に出してから交代先に負担をかけるのを目的とするため、オバヒは確定です。また、トリル運用もしなければいけないので放射も外せず、炎技両採用でしたが使いやすかったです。

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画像のとおり、一番多い型が回復アイテム持ちのどくまもドラン(約40%)ということもあり、そちらの型の方を警戒されました。なかなか読まれにくく、うまい具合にかき乱せたと思います。

ブルルが通しずらいこともあり、ヒードランの選出はそこそこ多かったです。

 

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ミミッキュミミッキュZ(55-90-80-50-105-96)

特 性:ばけのかわ

性 格:いじっぱり(A↑C↓)

努力値:H4 A252 B252

実数値:131-156-132-×-125-116

技構成:じゃれつく/かげうち/のろい/トリックルーム

 

トリル指導要因その1。あるポケモン実況者は7世代でミミッキュを使わないのは舐めプと言っていました。その通りだと思います。USUMでは専用Zをもらい、さらに強化されるという鬼畜っぷり。

調整ですが、ABミミッキュが流行っているということだけを聞き、ABぶっぱにしてしまいました。ABミミッキュってHAB調整のことなんですね。

持ち物は新要素のミミッキュZを使っていましたが、鋼タイプを非常に多く呼ぶため、ゴーストZがほしくなることもありました。でも技が完成されているのでシャドクロを入れるスペースはないですね。のろいはトリルを張った後、自主退場用に使ったり、積みアタッカーに使ったりと汎用性が高かったので抜けないです。

余談ですが、このミミッキュの型の前に腕白HBミミッキュ@半分回復の実とかいう世界で最も弱いミミッキュの型を使っていました。こっちのミミッキュにしてからミミッキュの選出機会も増えたので、代えてよかったです。

 

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ポリゴン2@しんかのきせき(85-80-90-105-95-60)

特 性:ダウンロード

性 格:れいせい(C↑S↓)

努力値:H244 B28 C92 D140

実数値:191-×-114-150-133-58

技構成:れいとうビーム/10まんボルト/シャドーボール/トリックルーム

 

トリル始動要因その2。厳選中は物理技を採用することも考え、性格は冷静にしていました。Sは最遅値にしています。これが役に立った試合もあったのでよかったです。耐久調整と火力調整ですが、厳選は結構前にしたものなので、何意識だったかは忘れました。

特性はダウンロードで、Cが上がるとポリゴン2がトリルアタッカーとして活躍することもできました。

技構成に関しては、シャドボの枠をトラアタ、イカサマ、おんがえしなどに代えてもよかった気がします。

いろんな技を2耐えする耐久力があるため、数値による受け出しが利き、安定感がありました。

 

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ギルガルドきあいのタスキ(60-50(150)-150(50)-50(150)-150(50)-60)

特 性:バトルスイッチ

性 格:おっとり(C↑B↓)

努力値:A4 C252 S252

実数値:135-(171)-153(63)-(224)-170(70)-112 ( )はブレードフォルム時

技構成:シャドーボール/めざめるパワー氷/せいなるつるぎ/かげうち

 

大正義先発枠。選出率は95%くらいで堂々の1位。

調整はCSぶっぱで余りはAに振りました。

どくみが型が警戒されることが多く、テテフやコケコによく挑発を打たれました。また、身代わりでブレードフォルムにしてから殴ってこられたり、キングシールドや交換読みで積み技を使われたりもしました。そんなポケモンたちを狩るのが楽しかったです。

 襷はかなり警戒されにくく、タイマン性能は非常に高かったです。不利対面でもブレードフォルムでも襷さえあれば強気に突っ張れるのは強いと感じました。シングル環境において、特に先発は行動保証が重要ということを思い知りました。

 

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メガフシギバナ@メガストーン(80-100-123-122-120-80)

特 性:ようりょくそ→あついしぼう

性 格:しんちょう

努力値:H252 B4 D252

実数値:187-120-144-×-189-100

技構成:パワーウィップ/じしん/のろい/こうごうせい

 

補完枠。上記の5体で対応できないポケモンを相手します。このメガバナの型は以下のポケ徹の育成論をまるパクリしています。

yakkun.com

 

トリルとのシナジーもあり、詰ませ性能も高く、受けルにもそれなりに強かったので、思っていた以上に活躍してくれました。

やはりやどりぎ持ちや特殊アタッカーを警戒されたので、特殊受けのポケモンを後投げされることがよくありました。そのときに呪いを積むことで、物理型と気づいて引っ込めるターンを合わせて2ターンのアドをとれることもありました。有効打がないと読まれ、後投げされるメガゲンやバシャ、アゴなどにじしんがよく刺さりました。

受けルにはドヒドイデがどうにかできればこのメガバナを通すことができます。ドヒドイデには有利そうに見えますが、ドヒドイデくろいきりを持っているので、のろいを最大1回しか積むことができず、大体熱湯で焼けて負けます。

カグヤやナットなどのやどりぎを絡める陰キャ戦法に強いのも評価できるポイントです。HBのカグヤ、ナットの場合はこちらも有効打がほぼないため、ターン数が長くなりますが勝てます。

 

〇構築ができた経緯

私はブルルドヒドの並びを駆使した意表パを使い2000に乗せたことがあります。その派生で、今度はブルルドランで同じことができないかと思い、このパーティを作りました。当初はメガバナの枠がハピナスにしていましたが、バシャが重すぎたので、ドヒドイデに変更しました。その後、ミミッキュが選出できていないことに気づき、ミミッキュの型を変更しました。そのパーティでガッサ、ドラン、モロバレルが重かったので、最終的にこの構築に至りました。

 

〇選出

ギルガルド+トリル始動+トリルエース

この並びが一番多かったです。トリル始動役は、相手のパーティに格闘タイプがいるときはミミッキュ、いないときはポリゴン2を出すようにしていました。エースは炎と草の通りを見て、良い方を出していました。

ギルガルドで1体削り、トリル始動してエースにつなげるという単純な動きで勝てるので楽しかったです。ガルドが初手タイマンで負けたり、トリル中に倒せなかったり、トリル始動が挑発もらったりしたときは降参ですね。

・ポリゴン2(ミミッキュ)+カプ・ブルルヒードラン

ギルガルドで出し負けする相手が多い時、またはトリルアタッカー2体とも欲しい時はこのように選出しました。ポリゴン2で2回トリルを貼ることができれば大体勝てます。

ギルガルドorポリゴン2+メガバナ+自由

メガバナを出さなければいけないときはこのように選出します。初手対面は出し負けの少ないガルドかポリゴン2から出します。

 

〇きついポケモン、並び

地震持ちメガマンダ、地震持ちメガリザXY、飛行Zギャラ、カバ

前3体は私のパーティにとても刺さっているので、先発で出てきてガルドで削れないと厳しいです。今の環境でカバきついとか大丈夫かと思われるかもしれないですが、草タイプ2体の圧力により、あまり出てこなかったように思います。

・高速アタッカー+耐久の高い鈍足ポケ

トリルを貼っても貼らなくても負けます。

・メガバナで相手するポケモン+メガバナがきついポケモン

大地の力持ちヒードラン、ガッサ、モロバレルなどはメガバナでなければほぼ負けますが、それらとメガマンダ、テテフなどのポケモンを同時に選出されるとなすすべなく負けます。

 

〇感想

このパーティは有利不利がはっきりしていて、選出段階で勝てそうと思ったら勝ち、負けそうと思ったら負けていました。しかし、きついポケモンや並びが多い割にはそこそこ戦えていたかと思います。パーティ相性補完はそこまでよくないかもしれないですが、ポケモン単体でみると強いポケモンばかりなので勝つことができていたと思います。

また、使用しているタイプが少ないので、相手の選出を予想するのがけっこう簡単でした。そのため、こちらの思うとおりに有利に展開することもできました。

パーティを組む際に相性補完を考えて組むことが多いと思いますが、たまにはこのように何も考えずに自分の勝ち筋を通すためのパーティを組んでみるのもおもしろいと思います。

 

 ここまで見ていただきありがとうございました。

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